私がこの葬儀業界に入ったのが約10年前のことです。そのころの業界の営業チャンネルで一番強いのが病院との契約でした。病院と契約をして死亡退院が発生したら、病院から連絡をもらい、事務所から病院の霊安室へ急いで駆けつけ、寝台車やその後のお葬式のことまでご要望をお聞きして葬儀施行契約を結んでいました。
最近、大手葬儀社に勤めているAさんと話す機会がありまして、その時、彼はこういっていました。「病院チャンネルの葬儀施行契約率がすごく落ちている。死亡退院が発生して病院の霊安室まで駆けつける回数は増えたが、葬儀施行になかなか繋がらない。生前から準備をする人が増えて、死亡退院をしたときに家族と縁のある葬儀社が迎えに来ている。」近年では病院と契約している葬儀社を選ぶご家族はかなり減っているようです。
●早めのお葬式準備(生前予約、事前相談)
確かに10年前には葬儀業界で生前から準備をする生前予約、事前相談という言葉はまだ聴き慣れていなく、この言葉が世の中に出回ってきたのが5〜6年前くらいだと思います。近い将来、葬儀を出す予定のある方(もしもの時、ご遺族・喪主・施主にあたる人)は、できることなら早めの準備(生前予約、事前相談)をしたほうがいいと思います。
「早めの準備なんてとんでもない。」「もしもの時なんか考えたら悲しくなる辛くなる。」それは誰もがそうだと思います。でも、もしもが現実になったとき…本当にいちばん悲しいときに準備をはじめる、つまり葬儀社選びからはじめなくてはいけません。そのような状況の中、たくさんの手続きや手配、葬儀社との見積もりを冷静に判断することが出来るでしょうか。他にも料理の数量から礼状の枚数にいたるまで決めなくてはなりません。
冷静な判断がなかなか出来ないなか、葬儀の日程はどんどん近づいてきます。ゆっくりと最愛の方とおわかれする時間はどんどん限られてしまいます。
当社でもホームページで24時間、無料で事前相談を受け付けたり、JR中野駅前のショッピングモール【中野ブロードウェイ1階】に仏事相談コーナーを開設(相談はもちろん無料です。)したりと、困っている方が相談しやすくなる環境を作っています。実際に事前相談を行ってから葬儀をしたお客様からは、「ゆっくりお別れが出来た。」「人数の把握が無駄なく出来た。」「予算内で出来た。」「最初は、早めの準備には抵抗があったけど相談しておいてよかった。」と伺っております。
事前に複数の葬儀社から見積もりをもらったり、実際に対面して葬儀を取り仕切る営業マンの人柄をチェックしておくことは”もしも…”が起こったときに失敗しない秘訣だと思います。皆様も、”もしも…”になる前に、ご相談ください。
